初G1勝利

シンガポールクランジ競馬場で行われたシンガポール航空国際C競走(GⅠ)で、コスモバルク号が見事優勝した。地方競馬所属馬として初の快挙でもある。

2歳時から、中央競馬の交流競走に出走してきて、あと1歩のところで、GⅠのタイトルに届かなかったけど、環境が全く違う東南アジアで結果を出したのは凄いこと。秋のGⅠあたりで、また中央競馬に出てくるのかな?

また鞍上の五十嵐騎手にとっても嬉しい限りだろう。その昔は騎乗ミスで鞍上を降ろされたこともありました。日本ダービーの暴走に近い騎乗も糧になったのかも。そのレース終了後に彼を見たのですが、顔面蒼白で自殺でもすんじゃね〜かってぐらい沈んでたのが非常に印象深かった。これでオーナーからも文句を言われることもないだろう。


はたまた中央競馬では、北村宏司騎手が、ダンスインザムード号でこちらもGⅠ制覇。デビュー8年目での初GⅠ勝利である。

レース内容もほぼ完璧。内ラチでずっと我慢して、直線向いてもまだ我慢。1頭分の隙間を見つけてつき抜けてきた。以前だったら、外に出して届かずってのが多かったけど、今回は、大舞台で冷静さを失わなかったのが勝因か。2着のエアメサイアは最内・大外枠の違いがモロに出た。枠が逆なら結果も逆だったかも。それにしても武豊、恐るべし。ちゃんと2着に持ってくるんだから。

その裏で、田中勝春騎手のGⅠ連敗記録が継続してしまった。一体何時になったら勝つんだろうか…