鉄人・小橋復帰について

ohsugamf102007-12-02

所属するプロレスラー団体で、鉄人、絶対王者ミスタープロレスとまでいわれ、妥協なきファイトスタイルで観衆を魅了するレスラー小橋建太


小橋時代がどこまで続くのだろうかとプロレスファンが思っていた矢先、悪性の腎臓がんに侵される。手術は成功したものの、主治医からの「まずは生きること」と絶望的な言葉が待っていた。


プロレスが大好きな小橋には大ショックだったに違いない。が、復帰に向けてトレーニングを開始する。いつ復帰できるかもわからない漠然した状況の中で、小橋を支えたものは「自分にはプロレスしかないという信念」のみだった…


そんな小橋がついにリングに帰ってきた。546日ぶりの試合である。「大小橋コール」に囲まれて登場し、試合そうそうから自身の代名詞でもある渾身の逆水平チョップを繰り出す。豪腕ラリアットスープレックス系、月面水爆の大技も仕掛けた。25分過ぎからスタミナ切れし、自分がフォールを奪われ試合には負けてしまった。


確かに試合には負けました。しかし、勝ち負けうんぬんより、ガンを克服し、リングに帰ってきた時点でプロレスファンはうれしいのです。


「一から上を目指し、みんなに元気を与えたい。(復帰を)あきらめることはなかった。男は40代からが勝負。プロレスラーとして生き続ける」と宣言した小橋。この試合を見て、ちょっとだけですが、やる気というか勇気をもらった気がした。不覚にもちょっとだけでも何か頑張らなあかんような気になってしまった。そんな気をさせてしまうのがプロレスラー小橋建太の魅力なんだろうな。