朝起きて、新聞を見たら、「プロレスラーの三沢光晴が死んだ」との記事が一面を飾っていた。
え？
うそでしょ？
あの三沢が死んだなんて…しかも相手のバックドロップを喰らって立てないまま死去とは…
オレにとって。高校時代は全日本プロレスとサッカーにあけてくれてました。日曜深夜に行っていたプロレス中継を欠かさず見る、翌月曜日には高校行って、同じくプロレス好きな同級生５〜６人とあ〜でもない、こ〜でもないと語り合い、おまけにプロレスゲームでその試合を再現するというぐらい、プロレスにはまってました。
その中心というか、気になっていたレスラーが三沢光晴でした。
そこから今までずっと見てきただけに、いきなり死んだといわれても今一実感が無いんです。病気して悪化して死んだならまだしも、試合中のバックドロップでなんて考えられない。プロレス業界でも受身が上手い選手のトップに位置づけられるぐらいやから、尚更考えられない。
団体の社長やって、最近は経営難で、大変だったんでしょう。ここ数年は、体が以前の三沢光晴のそれではなかったからね。腰・肩・肘・首・腕等悪く満身創痍で、しかも社長、んでもって人気レスラーだったから、自分が出ないと興行にモロに響くから、無理して出場していたツケが出てしまったといえばそれまでたけど、本当にショック。
都市・地方問わず手を抜かない、どんな相手と対戦しても、相手の攻撃を真正面に受け止めた上で、勝ちに行く姿勢、どんなに攻撃を受けても立ち上がる強い精神力、スピード溢れる攻撃など、プロレスラーとして完璧に近いオールラウンダーな選手でしたね。しかも鶴田越えに始まり、ハンセン・ゴディといった外国人、川田・小橋・田上らとの「四天王プロレス」、ＮＯＡＨ設立後の戦い等、見るもの全てに勇気と感動を与えられる数少ない選手でもありました。正直、三沢のプロレスを見ると本当に感動するし、頑張れる力を貰ってたと思ってます。
三沢のテーマ曲である「スパルタンＸ」が流れる中で「ミサワ」コールをする度に、ワクワク感とドキドキ感があったのですが、今は失った悲しさのみ、虚無感が残るだけ。涙無くしては聞けないよ。かなり辛いです。
合掌！！
