多剤耐性菌発生す

帝京大病院が、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌アシネトバクター・バウマニに患者46人が院内感染し、27人が死亡したと発表した。


素人目が見てもかなりヤバイ状況であるのに関わらず、病院が保健所側に報告したのが今月2日って、かなり杜撰だよな。他の人経由で病院外にも感染する可能性だってあるし、そもそも報告の義務があんだから、起きたことはしょうがないとしても、こういったことは後手後手に対応しちゃあかん。


健康な人は感染しても発症しないみたいだけど、やっぱり不気味だな。



ちなみにアシネトバクター・バウマニとは…

最近10年で世界的に急増している、複数の薬剤が効かない細菌の一種。アシネトバクター菌自体は水や土壌の中などに存在しており、健康な人は感染しても発症しない。しかし免疫力が低下した人が感染すると、肺炎や敗血症で死亡することがある。アシネトバクター・バウマニの多剤耐性菌は90年代から欧米で増加し、00年ごろにはほとんどの薬が効かない種類が出現した。国内では09年に福岡大病院で、同菌による院内感染が判明したとのこと。