紳士協定違反?

J1の我が名古屋グランパスVSアビスパ福岡戦で珍しいシーンが発生。

 

通常、サッカーの世界ではルール上で明文化されてはないが万国共通の紳士協定があり、自軍がボールを保持している最中、相手が負傷等でピッチに倒れていたとしたら、一旦ピッチ外にボールを出してプレーを止める。再開後は相手が自軍に対しボールを渡してから試合再開、そんでもって両サポーターは拍手っていう流れがある。

 

今日の試合でもそのような状況が発生し、グランパスのレオシルバがピッチ外にボールを出してプレーを一旦止めた。その後アビスパスローインで名古屋GKランゲラックに返すつもりでボールを投げたはずが・・・なんと同じチームのルキアンがそれを奪って名古屋ゴールへ突進して折り返したパスをクルークスがゴールへ叩き込む。

 

このゴールで喜んでいたのがルキアンとクルークスのみで、他のメンバーやスタッフ、サポーターは唖然。当然ながら我が名古屋は激怒。その後、監督同士が話し合い、再開直後に無条件で名古屋にゴールをさせてあげた。なお、名古屋が3−2で勝利しました。

 

なぜルキアンがそのような行為に至ったのか・・・アビスパの選手同士が衝突してピッチに倒れた際に名古屋の選手が攻めてきて点取ったことに対して苛ついてたのでお返ししたと推測するが、味方同士の接触、ミスでゴールのチャンスが出来たらね、そりゃ当たり前やけど止めないよ。

 

まあ、アビスパが降格圏内にいて勝利が欲しいのは分かるけど、そんな形で点取っても誰も喜ばないし、クラブの名誉やプライドに傷がつく。名古屋に点を与えるよう指示を出したアビスパの長谷部監督の判断は間違ってないと思われ。