くぼたけち事案

今年のM−1グランプリ霜降り明星が優勝して幕を閉じたかに思われたが、その後大騒動が勃発してしまった。



グランプリ終了後に配信されたインスタライブで、泥酔した昨年のM−1チャンピオンであるとろサーモン久保田と、今年がラストイヤーだったスーパーマラドーナの武智が、審査員である上沼恵美子に対し暴言をかました。


その内容は、久保田が「酔ってるからっていうのを理由に言いますけど、そろそろもうやめてください」「お前だよ、一番、お前だよ。分かんだろ、右側のな!」と暗に上沼を批判。併せて武智も「右のオバハンにはみんなうんざりですよ」と同調。久保田の意見に追随した。


既に動画は削除されているが、本人たちはツイッターで上沼に謝罪したものの時既に遅し。所属先の吉本興業の先輩芸人までもが謝るハメになってしまった。


内輪の席で文句や愚痴を言うのは有りやと思う。ただ、インスタライブっていう不特定多数の者が見れる状況で、いい大人が酔っ払った勢いで外に向かって発言する内容ではないよな?思っているんなら本人たちに直接言えばええのに。これまで言わなかったってことは本人たちもM−1出るにあたり敵を作りたくなかったっていう打算があったからでしょ。


審査員も出場した芸人の運命を決めなきゃいけない十字架を背負っている訳で、じゃあ誰が審査員なら出場者全員が納得すんだ?芸歴や実績、影響力を考えても十分な人選やと思うけどね。M−1グランプリがエンターテイメントと併せて若手の登竜門という側面も担っており、仮にこの番組が無くなったら世に出る大チャンスを逃す人多くなるんじゃないの。優勝せんでも優勝者より売れた芸人も多いし、優勝したから売れるとも限らない。売れる奴は勝手に売れる。


久保田と武智がやらかした事はM−1の根幹に関わることやと思うし、業界を巻き込んだ一大事件になってしまった。これで干されても文句は言えんわな。