何とも劇的な結果となったもんだ。
前節までセレッソが勝ち点５８でトップ、以下ガンバ５７、レッズ、アントラーズ、ジェフがそれぞれ５６（得失点差）の中で、最終節の結果次第で、この５チームに優勝のチャンスがあった。
それが、最終節にガンバ、レッズ、アントラーズ、ジェフが勝ち、勝てば優勝だったセレッソが引き分け、ガンバの逆転優勝となってしまった。
優勝したガンバは、大黒、アラウージョを中心とした爆発的な攻撃力と日本代表キャプテン宮本を中心とした強固な守備力がうまくミックスされ、年間を通じて安定していたことが勝因か。ここ数試合勝ちきれない試合が続き苦しみ抜いたが、結果が最高な形となって表れた。Ｊリーグ発足後からあるチームで、以前はリーグのお荷物とまで言われたチームだったのにな。稲本、宮本、大黒等優秀な人材を、きちんとユース時代から育てて、今や世界に通用するプレイヤーにまでなった訳だから、若い人材を自前で育て、トップチームに供給するというクラブの方針が間違ってなかったことを証明する結果にもなった。
片やセレッソ、後半４４分５９秒まで勝っていた。あと僅か１〜２分凌げば優勝だっただけに余計に可哀相。終わった瞬間、チーム全員が崩れ落ち、目を真っ赤にしてファンの声援に応えていた姿は印象深かった。その姿をテレビ画面で見て、不覚にもジーンとなってしまった…このチーム、５年前も同じような状況で優勝できなかっただけに、今回の結果はなおさら。また手に届いていたものが一瞬にして崩れてしまった。悔やんでも悔やみきれないのは誰の目から見ても明らか。チーム力といってしまえばそれまでだが、次回こそは力をつけ、勝って泣いて欲しいぞ。
その他上位に来たチームは総じて見ていて面白いサッカーを展開していた。チームとしての戦術・方向性がハッキリしていて、完成度も下位のチームとは明らかに違ってた。来年はドイツＷ杯もあり、選手にとっては大変なシーズンになるとは思うが、日本のために、チームのために、そしてファンのために戦ってくれることを期待しています。
Ｐ．Ｓ 我がファン、グランパスは１４位だった。「ピクシー（妖精）」ストイコビッチ、名将ベンゲルがいた頃のあの強さが懐かしい。。。来年は頼むよ。
