本田、かく語りき

ミラン本田がブーイングに対し熱弁を奮ったそうな。


2日のセリエA第7節・サッスオーロ戦で4−3の逆転勝利をおさめたミランだが、1−3とリードを許す展開でホームのサポーターからはブーイングが浴びせられた。チームはその後、8分間で3ゴールを奪い、逆転したが、試合後のミックスゾーンで本田は劣勢の展開でのブーイングに疑問を呈していた。


でもって今日の日本代表の練習後に、その真意を以下のように語った。


「ブーイングに関しては、日本はないはない。逆にミランはあり過ぎてダメだと思っている。試合中、負けていると、ミランは完全に見放す。そこに愛情は一切感じられない。別に嫌いで、愛情がなくて、見放すなら見放すでもいい。でも、勝ったらいきなり家族に戻る。数字の問題だけかと」
「イタリアがこの状況になっているのは、そういうところも影響していると思っている。結果にだけ執着して、タレントがいて、そのプレッシャーを全部受け止められているときはいいけど、ミランもイタリア代表も今はそういう時期じゃない。ダメな状況で物事を良くしていこうと思ったとき、そんなドライな感覚値だけでは状況を打破できない。そこには才能ある選手が生まれないと。マルディーニガットゥーゾみたいな選手が生まれてこないと、再建は不可能」


正論といえば正論。ただチームや選手が不甲斐なければブーイングは起こらないし、自然と応援するような気もするけどね。